氷があればOK!自宅で簡単に作れるアイスコーヒー ペーパードリップ編
こだわりの器具夏が近づいてくると、普段飲んでいるコーヒーもホットからアイスに変える方が多いと思います。でも、アイスコーヒーだからと言っていつもと違うコーヒー豆や器具を用意する必要はありません。ホットコーヒーと同じ豆と器具で簡単に作れますし、作り置きもできます。 今回はペーパードリップでの作り方をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
アイスコーヒーを作る時のポイント
アイスコーヒーを作る時のポイントは2つ、コーヒーの抽出量を少なくすること、そして氷で急冷することです。
コーヒーの抽出量はホットの40%程度にします。いつも150㏄を抽出している場合、40%は60㏄ほど。いつも200㏄なら80㏄ほどが目安です。
そして、抽出したコーヒーを氷で急冷します。急冷することで、コーヒーの香りや風味が残り、すっきりした飲み心地のアイスコーヒーが出来上がります。
それでは早速、ペーパードリップでアイスコーヒーを作ってみましょう。準備するのは、ホットコーヒーを入れる時と同じモノと、氷を用意すればOKです。
準備するもの
・コーヒー豆(いつもと同じモノ)
・器具(いつもと同じドリッパーやコーヒーサーバー)
・氷
参考レシピ
・コーヒー豆 23g
・抽出量 150㏄
・氷
アイスコーヒーの作り方
ドリッパーにペーパーとコーヒーの粉をセッティングしたら、ホットコーヒーを作るときと同じ手順で蒸らします。蒸らす時間とお湯の温度は、普段通りでOKです。
コーヒーを抽出する量は、いつもの40%程度。いつも150㏄なら60㏄、いつも200㏄なら80㏄が目安です。
抽出したコーヒーに氷を加え、急冷して粗熱をとります。氷の量は、コーヒーが冷たくなるくらいが目安です。
氷を入れたグラスにコーヒーを注いで、アイスコーヒーの完成です。
アイスコーヒーの保存
冷蔵庫で保存できる点も、アイスコーヒーならではのメリットです。多めに作ってドリンク用の容器に移し替えれば2~3日は冷蔵保存できます。短期間であれば味も劣化しないため、いつでもアイスコーヒーを楽しめます。但し、匂いが強い食材とは一緒に保管しないよう注意して下さい。
アイスコーヒー専用のコーヒー豆
夏が近づいてくると、アイスコーヒー専用のコーヒー豆が販売されます。アイスコーヒー用の豆は「深煎り」「極深煎り」「フレンチロースト」「イタリアンロースト」などの場合が多く、その場合はホットで飲むと苦いかもしれません。あまり苦いコーヒーが好きじゃない人は注意してください。
普段から使っている器具と自宅にあるコーヒー豆でも、お湯の量と氷の使い方を少し工夫するだけで、手軽にアイスコーヒーを楽しめます。ホットコーヒーとアイスコーヒーでは同じコーヒー豆でも味の印象が変わるので、ぜひ試してみてください。
編集長岩田美保子おすすめのコーヒー豆
エチオピア イルガチェフェ G-1ナチュラル ミディアムロースト/浅煎り
エチオピアのイルガチェフェは、ホットコーヒーではグレープフルーツのような酸味があり、アイスコーヒーにすると、紅茶のようなすっきりとした味わいになります。普段 中煎りや中深煎りを好きな方には、苦すぎず飲みやすい味です。
インドネシア マンデリンシナール フレンチロースト/極深煎り
ホットもアイスも深煎りが好きな方におすすめなのは、丁寧に何度も選別されたマンデリンです。独特なスモーキーな香り、すっきりした甘さ、そしてじわっと広がる苦み。マンデリンらしい大地のような印象が漂う、エキゾチックなアイスコーヒーを楽しめます。
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