困った時は専門店に!コーヒー初心者がコーヒー豆選びに挑戦

コーヒー豆のこと

家でも外でもコーヒーは飲むものの、お店では特に銘柄を気にすることもなく、家ではその豆の美味しさを100%出せているか分からないまま、こんなもんかなぁと飲み続けている私。
家でも自信を持って美味しいと言えるコーヒーを飲みたい・・
もっとコーヒーの知識を付けたい・・
最終的にはちょっとした小ネタを披露できるレベルになりたい・・
そんな想いを胸に、コーヒー初心者の私が、家でもどこでも確実に美味しいコーヒーを飲めるようになることを目指し、知識を学んでいく様子をご紹介します。

コーヒーのことなら専門店に聞くのが一番!
ということで今回お邪魔したのは、三鷹駅から徒歩2分の場所にある「珈琲や 三鷹工房」さんです。

木を基調とした温かい雰囲気の店内。
中央にある棚には、デカフェを含む約50種類のコーヒーの生豆が並んでいます。

まずは、好みのコーヒー豆を選ぶところからスタートします。
これまでにも、すでに焙煎された状態でお店に並んでいる豆は買ったことがあるものの、コーヒー豆の銘柄や産地に特にこだわりはありませんでした。メニューには、世界中から集められたたくさんの種類のコーヒー豆が載っていますが、普段から自分が飲んでいる豆を意識していないため、名前だけではどれが自分好みの味なのかはわかりません。
しかしここは自家焙煎を行う専門店。焙煎士でもあるオーナーの岩田さんと相談しながら決めることにしました。

今回は、岩田さんからの質問に答えながら、酸味が少なくあっさりとした口当たりのコーヒーを選んでいただきます。

こちらは、岩田さん私物の抽出器具たち。左から順に、ハンドドリップ用、フレンチプレス用、水出し用です。
抽出方法によって風味が微妙に変わるため、自宅での淹れ方についての情報も豆選びに役立つのだそう。
例えば、私は自宅でコーヒーメーカーを使用していますが、適温で抽出できるかどうかはコーヒーメーカーの機能によって異なります。お湯の温度が高いとコーヒーの苦味が強く抽出され、苦味を感じやすくなってしまうため、コーヒーを入れたカップを包む手がほんのりと温まる程度まで待ってから飲むのがいいと教えていただきました。この場合の岩田さんのおすすめは、苦い後味が残らないコーヒー豆を選び、粗挽きで抽出することだそうです。

ARABIA (アラビア) 24h アベック プレート

税込¥3,190

※価格は異なる場合があります。

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税込¥9,350

※価格は異なる場合があります。

また、普段コーヒーを飲むシーン(朝食と一緒に、眠気覚ましにetc)や、カフェオレ、ブラックなどの飲み方を伝えるのも重要なポイントに。確かに、ミルクを入れても美味しく飲めるコーヒーや、カフェインを控えたい時間帯に飲みたいコーヒーなど、人によって目的や好みも様々ですよね。初めてのお店だと、お店の方にどこまで伝えていいものか分からなかったり、聞かれたことだけを答えたりしがちですが、あくまでも目的は美味しいコーヒーを飲むこと。ここは思い切って、自分が普段どんな風にコーヒーを飲んでいるかを積極的に伝えてみましょう。

今回は、数種類いただいたおすすめの中から、ブラジル産の「チョコジャポンナチュラル」を選びました。現地の鑑定士さんによって、日本人の好みに合わせて厳選されたものなのだとか。これは絶対に飲みやすいはず。

選び終えたところで早速、ガラス瓶からチョコジャポンナチュラルの生豆が取り出されます。生豆を見たのは今回が初めてですが、普段目にしている豆とは正反対の、灰色や緑色がうっすらと混じったような淡い色合いをしています。コーヒー豆と言われて真っ先に頭に浮かぶあの茶色は、焙煎されてこんがりと焼けた状態の色だったんですね。

重さを測ってもらい、いよいよ焙煎機に入る準備を始める豆たち。 この後の様子は次回に!

岩田さん曰く、初めてお店でコーヒー豆を購入する約9割の方は、コーヒーについてよく知らない初心者の方なのだそう。つまり、お店で買うならもうちょっと知識を付けてからの方がいいかな、なんて心配は全く必要ないということです。
今回はお店に入ってコーヒーを選ぶまでをご紹介しましたが、プロに相談することで、初心者にとっての「たくさんある中から選ぶ」というハードルが一気に下がったような気がしました。
また、その日のうちに即決で購入する必要はなく、おすすめされたコーヒー豆を試飲しながらじっくりと決めることもできますし、気になっているお店があれば、とりあえずメニューだけもらってみるのも良いかもしれません。

ただお店で豆を買うというシンプルなことですが、コーヒーへの意識がより高まるきっかけにもなるので、家でも美味しいコーヒーを飲みたいという方には、プロに直接相談することのできる、専門店での購入をおすすめします!

Written by

ユアサイドコーヒー ライター

翻訳家